はじめに
「格安SIMに乗り換えたいけど、後悔したくない…」
そう思って、なかなか踏み出せていませんか?
実は、格安SIMで後悔する人の多くは「事前に知っておけば防げたこと」でつまずいています。逆に言えば、よくある失敗パターンを知っておくだけで、ほとんどのトラブルは防げます。
私自身、auから楽天モバイルへ、そして日本通信SIMへと乗り換えてきた経験があります。その中で実際に失敗したこともありました。一番痛かったのは、楽天モバイルから日本通信SIMへ乗り換えた際に解約のタイミングを間違えて、2〜3時間スマホが使えなくなってしまったことです。
この記事では、そんな実体験も交えながら「格安SIMに乗り換えて後悔した」という声に多いパターン5つと、それぞれの対策をお伝えします。読み終わったら、きっと安心して乗り換えに踏み出せるはずです。
格安SIMに乗り換えて後悔した人の声、実際どんなものがある?
まず、実際によく聞かれる後悔の声を整理しておきましょう。
・「昼間にスマホが使い物にならないくらい遅くなった」
・「解約のタイミングを間違えて、数日スマホが使えなくなった」
・「困ったときに相談できる店舗がなくて途方に暮れた」
・「今のスマホが使えないと言われて、端末も買い替えることになった」
・「家族割が使えなくて、結局家族でバラバラになった」
これ、どれも「事前に知っていれば防げた」ことなんです。一つひとつ、対策とセットで解説していきます。
後悔①:昼間の通信速度が遅くて動画が見られない
これが一番多い後悔です。
格安SIMは大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、利用者が集中する時間帯—特に平日の昼12時〜13時前後—は通信速度が低下しやすくなります。「昼休みにYouTubeを開いたらカクカクで見られない」「ランチタイムにSNSを開いたら全然読み込まない」という状況になることがあります。
私自身も、日本通信SIMを使っていて昼間の速度低下を感じた経験があります。ただ、自宅Wi-Fiをメインに使っているので、外出先での通信に大きく依存しているわけではなく、今は許容範囲内に収まっています。
なお、5Gの普及と各社のネットワーク最適化により、数年前ほど「全く動かない」という状況は減っています。ただし、応答速度(Ping値)が遅い傾向は残っているため、リアルタイムのオンラインゲームをよくプレイする方には格安SIMは向かない場合があります。
■ 対策:速度重視なら「サブブランド」を選ぶ
昼間の速度低下が気になるなら、UQモバイルやワイモバイルを選びましょう。この2社は大手キャリアの「サブブランド」なので、通常のMVNO格安SIMより速度が安定しています。
| 選択肢 | 速度 | 月額料金 |
|---|---|---|
| UQモバイル | ◎ 安定 | 2,365円〜 |
| ワイモバイル | ◎ 安定 | 2,178円〜 |
| 日本通信SIM・mineo等 | △ 昼間は低下することあり | 290円〜 |
「料金より速度重視」ならUQかワイモバ。「料金を最優先」なら日本通信SIMやmineoで、昼間はWi-Fiを活用する。この判断基準で選べば後悔しにくくなります。
後悔②:解約のタイミングを間違えてスマホが使えなくなった
これは私が実際にやってしまった失敗です。
楽天モバイルから日本通信SIMへ乗り換えた際、「まず楽天を解約してから新しいSIMを申し込もう」と思って先に解約手続きをしてしまいました。その結果、日本通信SIMのSIMカードが届くまでの2〜3時間、スマホが完全に使えない状態になってしまいました。
緊急連絡もできない、マップも使えない。あの数時間はかなり不便でした。
■ 対策:MNP予約番号を取って「申し込んでから解約」の順番を守る
正しい手順はこうです。
❌ やってはいけない手順
旧会社を解約 → SIMが届くのを待つ → 開通手続き
✅ 正しい手順
MNP予約番号を取得 → 新会社に申し込む → SIMが届く → 開通手続き(この瞬間に旧会社が自動解約)
MNP転出(旧会社の解約)は、新しい会社で開通手続きをした瞬間に自動的に完了します。「先に解約する必要は一切ない」んです。この順番さえ守れば、スマホが使えない時間はゼロにできます。
後悔③:困ったときに相談できる店舗がなかった
「設定でわからないことが出て、店舗に行ったら『うちでは対応できません』と言われた」
これも格安SIMあるあるの後悔です。
ほとんどの格安SIMはオンライン専業で、実店舗がないかあってもごく少数です。サポートはWebチャットや電話が中心になります。なお、ahamoなど一部のオンライン専用プランでも、有料で店舗サポートを受けられる仕組みが登場しています。「対面でないと不安」という方は、完全無料の対面サポートを求めるよりも、「有料でも対面サポートを受ける選択肢があるか」を事前に確認しておくと安心です。「店員さんに直接聞きながら設定したい」「スマホを見せながら相談したい」という方には、これが思った以上にストレスになることがあります。
■ 対策:店舗サポートが必要ならUQかワイモバを選ぶ
UQモバイルとワイモバイルは全国に店舗があり、対面でのサポートを受けられます。「乗り換えの設定が不安」「何かあったときに相談したい」という方には、この2社から選ぶのが安心です。
「店舗はいらないからとにかく安くしたい」という方は、各社のサポートページやチャットサポートの充実度を事前に確認しておくと安心です。
後悔④:今のスマホが使えなくて端末も買い替えることになった
「乗り換えようと思ったら、今のスマホが使えないと言われた…」
これは事前に確認していれば防げる失敗です。
格安SIMに乗り換えるには、端末が「SIMフリー」または「SIMロック解除済み」である必要があります。また、格安SIMが使う回線(ドコモ・au・ソフトバンク)と端末の対応状況も確認が必要です。
■ 対策:乗り換え前に3点を確認しておく
乗り換え前に以下の3点を確認しましょう。
①端末のSIMロック解除状況を確認する
→ 2021年10月以降に購入した端末は、多くの場合SIMロック解除不要。それ以前の端末はキャリアのマイページから解除手続きが可能(現在は無料)。
②乗り換え先の格安SIMの動作確認端末リストを見る
→ 各社の公式サイトに「動作確認済み端末一覧」が掲載されています。自分の端末名を検索してみましょう。
③回線の種類(ドコモ系・au系)を確認する
→ もともとdocomoの端末ならドコモ回線対応の格安SIMを選ぶと安心です。
後悔⑤(追加):キャリアメールが使えなくなった
「@docomo.ne.jpのアドレスが使えなくなって、いろんなサービスのメール変更が大変だった」
これも乗り換え前に知っておけば防げる失敗です。
格安SIMに乗り換えると、ドコモの@docomo.ne.jpやauの@ezweb.ne.jpなど、大手キャリアのメールアドレスは原則使えなくなります。
ただし、現在はドコモ・au・ソフトバンク各社が「メールアドレス持ち運びサービス(月額330円程度)」を提供しているため、有料になりますが同じアドレスを使い続けることは可能です。
■ 対策:乗り換え前にメールアドレスを整理しておく
「お金をかけてアドレスを持ち運ぶより、Gmailに切り替えたい」という方は、乗り換え前に以下を済ませておきましょう。
・銀行・クレジットカード・ショッピングサイトなど、登録しているサービスのメールアドレスをGmailなどに変更する
・LINEやSNSに登録しているアドレスも変更しておく
・キャリアメールでしか受け取れていた重要なメールがないか確認する
乗り換えのタイミングでGmailに統一してしまうのが、長い目で見ると一番すっきりします。
後悔⑥:家族割が使えなくて家族でバラバラになった
「家族4人で一緒に乗り換えようとしたら、格安SIMには家族割がないと言われた」
実は、ほとんどのMVNO(純粋な格安SIM)には家族割がありません。一方でサブブランドには家族割があります。
| 会社 | 家族割 |
|---|---|
| UQモバイル | ◎ 最大1,188円引/月(2回線目以降) |
| ワイモバイル | ◎ 最大1,188円引/月(2回線目以降) |
| 楽天モバイル | △ 最強家族割あり(月110円引き・割引額は控えめ) |
| 日本通信SIM・mineo等 | ✕ 基本的に家族割なし |
■ 対策:家族まとめて乗り換えるならUQかワイモバが最適
家族で一緒に格安SIMに乗り換えたいなら、最初からUQモバイルかワイモバイルを選ぶのがおすすめです。家族割を適用すると、1人あたりさらに月1,000円以上安くなる計算になります。
後悔しないための格安SIM選び、最終チェックリスト
乗り換え前に以下を確認しましょう。すべてにチェックが入れば準備完了です。
□ 自分の月間データ使用量を確認した
□ 昼間の速度低下が気になるかどうか判断した
□ 今の端末がSIMフリー(またはSIMロック解除済み)か確認した
□ 乗り換え先の動作確認端末リストで自分の端末を検索した
□ 家族で一緒に乗り換えるかどうか決めた
□ MNP予約番号を取ってから申し込む順番を理解した
後悔する人がいるのは事実ですが、このチェックリストを使って準備を整えれば、リスクはほぼゼロにできます。あとは自分に合ったSIMを選ぶだけです。料金・速度・サポートのバランスで迷ったら、まず日本通信SIMか楽天モバイルを確認してみてください。
まとめ:後悔する人の多くは「事前に知らなかっただけ」
格安SIMで後悔する人の共通点は、「知らないまま乗り換えた」ことです。
この記事でお伝えした5つの失敗と対策を知った上で乗り換えれば、後悔する可能性はぐっと下がります。
・速度が心配 → UQモバイル・ワイモバイルを選ぶ
・解約タイミングが不安 → MNP取得→申し込み→開通の順番を守る
・設定・サポートが不安 → 店舗があるUQ・ワイモバを選ぶ
・端末が使えるか心配 → 動作確認リストを事前チェック
・家族で乗り換えたい → 家族割があるUQ・ワイモバを選ぶ
どの格安SIMが自分に合うか迷ったら、まずランキング記事で比較してみてください。

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